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NIMS材料技術展示会2023 NIMS Technology Showcase

NIMS材料技術展示会2023 NIMS Technology Showcase

ご挨拶

国立研究開発法人物質・材料研究機構
理事長


国立研究開発法人物質・材料研究機構
理事長

 物質・材料研究機構(NIMS)は、物質・材料の研究を総合的・専門的に行う公的研究機関であり、2001年4月1日の設立から20年間、「使われてこそ材料」をテーマに、未来を拓く物質・材料の研究に日々取り組んでまいりました。また、この理念の具現化を目標に、独創性の高い基礎研究に基づくNIMSのシーズ研究成果を産業界へ橋渡しする活動や実用化のための技術移転活動も推進してきました。
 NIMSは2023年4月1日より第5期中長期計画が始まり、今期においては、カーボンニュートラルに直結する研究として蓄電池材料、水素関連材料、超耐熱材料の研究を重点課題として設定しました。SDGsの実現に向けて産業構造が大きく変革していくなか、NIMSにおいても資源循環につながる材料研究を開始いたします。また、高齢化社会における健康増進に貢献するバイオ・医療材料の研究を組織的に進めます。さらに、時代の革新につながる基礎研究として、新たな機能発現が期待される量子材料の研究も進めて参ります。

 さて、今年の「NIMS材料技術展示会」は、これまで毎年開催しておりました「NIMS WEEK」から産業界向けの成果展示会を取り出し、しかし、これに留まらず、研究設備の共用事業やNIMSが研究推進法人を務める内閣府SIP事業のご紹介、NIMS発ベンチャーによるピッチイベントなどをコンテンツに加えています。企業の皆様に限らず、アカデミア、スタートアップの関係の皆様にもお役に立てるよう、「NIMSのトリセツ」と題してNIMSの活動、成果をかたどる代表的なイベントと位置づけております。
 NIMS研究者による先進的成果の発表に加えて、HDD技術の進歩の加速を期待して今年NIMSとの組織的な連携推進を決断したウエスタンデジタルテクノロジーズ合同会社 髙野 公史社長をお招きしご講演いただくほか、第3期SIP事業マテリアル課題の紹介を、同課題のプログラムディレクターであるユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社 木場祥介代表取締役パートナーに行っていただきます。本イベントを通じて、共同研究のみならずNIMSと幅広い形での協業の可能性を視野に企業の皆様に活用して頂きたいと考え、NIMSオリジナルの材料技術を紹介します。

 材料進化の最前線を是非体感していただきたいと思います。ご来場いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

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